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更新日:2022-05-16 投稿日:2021-11-30
生命力が強くどこにでも生える雑草は、何度抜いても繰り返し生えてきて処理に手間がかかるものです。 お庭の雑草の処理に悩まされている方も多くいらっしゃるでしょう。 面倒な雑草の処理を減らすために、雑草対策として用意しておくと便利なのが「防草シート」というアイテムです。 しかし、防草シートとは具体的にどのようなアイテムなのでしょうか。 ここでは、防草シートの概要や敷く際に必要なアイテム、敷き方の手順とコツなどをご紹介します。
目次
防草シートとは、雑草が生えてくるのを防ぐために地面に敷くアイテムです。 遮光性の高いシートを地面に敷くことで、雑草が光合成できないようにして育つのを防げます。 コンクリートで地面を固めるよりも低コストで、一度敷いてしまえば長期間に渡って効果が続くのがメリットです。 また、地面の上にシートを敷くだけなので、土地をそのまま再利用できます。 砂利を撒いたり人工芝を敷いたりして、庭の景観を良くしたいと考えている方は、防草シートを活用して雑草対策を行うのがおすすめです。
防草シートを敷く際は、防草シート以外にも用意が必要なアイテムがいくつかあります。
カッターやハサミ、ハンマー、固定用のピン、メジャー、軍手、粘着テープ、草刈り用の鎌、シャベル また、用意する防草シートは遮光性が高いだけでなく、透水性に優れていて水はけが良いものを選ぶようにしましょう。 水はけが悪い商品だと、シート上に水たまりができやすくなってしまいます。
防草シートの効果は、シートそのものの性能だけでなく、敷き方にも大きく左右されます。 雑草対策に防草シートを活用する際は、正しい敷き方の手順とコツを知っておくことが大切です。 ここからは、防草シートの敷き方の手順と、手順ごとのコツをご紹介します。
最初に、防草シートを敷く場所の地面を整えます。 雑草や転がっている石などの異物は、しっかりと取り除きましょう。 異物が残っていると、シートに隙間ができて雑草が生えてきたり、シートが破れたりする原因になります。
地面を平らにならし終わったら、防草シートを敷いていきます。 一度仮敷きしてみて、サイズが十分かどうかを確認しておくと良いでしょう。 2枚以上の防草シートをつなげて使用する場合は、シートの端部分を10cmほど重ねるように敷いていくと、隙間ができにくくなります。 また、シートの上に砂利を敷く場合や、壁際の端は少し長めに幅を取り、壁面に被せるのがポイントです。 壁の際から雑草が出たり、砂利の重みでシートが足りなくなったりするのを防げます。
防草シートを敷いてサイズを合わせたら、シートにピンを打ち込んで固定していきます。 シートの外周部分は50cm間隔、内側は1m感覚を目安にピンを打ち込みましょう。 この時、ピンの頭が出ていると使っていくうちにシートがズレてしまう恐れがあるので、しっかりとハンマーを使って地面に打ち込むのがポイントです。 地中に岩などの障害物があってピンがなかなか刺さらないときは、少し方向を変えて打ち込むと刺せる場合があります。
ピンで固定が終わったら、防草シートのつなぎ目部分に粘着テープを貼って隙間をふさぎます。 テープで隙間をしっかりとふさぐことで、風が吹き込んでシートがめくれたり、雑草の種が入り込んだりするのを防げます。 このとき、粘着テープはピンを打った場所にも貼るのがコツです。 ピン穴の隙間から雑草が伸びてくるのを防ぎ、防草効果を高められます。
N-EXTでは、場所や用途に応じて複数の防草シートをご用意しています。 それぞれの特徴をご紹介するので、防草シート選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。
人工芝下に敷くのに最適な、ポリエステル不織布のシートです。 耐久性が高く土の中からの雑草の発生を防ぎます。 同じ用途で、砂利下に敷くのにも最適です。 砂利の沈下、砂利の土埃に発生する雑草の着根を防止できます。 人工芝や砂利下だけでなく、ウッドチップやレンガチップ、下に敷く用途にもおすすめです。
紫外線耐候剤入りで、防草シートの弱点である紫外線による劣化に強い商品です。 透水性に優れているので、水たまりもできません。 厚みはすべて0.4mmとなっていて、幅は1mと2mの2種類から場所に応じて選ぶことができます。
ポリエステル柔不織布と高密度ポリエステル長繊維不織布の特殊な2層構造を採用して、チガヤやススキといった突き抜けの強い雑草も防げる防草シートです。 厚みは2mmで遮光率も99.9%と、高い防草効果を備えています。 また、オモテ面が紫外線劣化から防草シートをしっかりと保護してくれるのも魅力です。 幅は1mと2mの2種類を用意しているので、場所に応じて選ぶことができます。
庭のガーデニングなどの際に厄介な雑草は、防草シートを敷くことで発生や着根を防止できます。 日々の草刈りの手間がなくなるので、お手入れを軽減することが可能です。 また、雑草がなくなると美しさを保ちやすくなります。 庭をきれいに保ち続けたいという方は、防草シートを用意してみてはいかがでしょうか。
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