ホームセンターなどを覗いてみると、非常に多くの人工芝が売られていることに気がつくでしょう。
初めて人工芝を買おうと思っている方だと、どれを選べば良いのかわかりづらいかもしれません。
ここでは、屋外の設置に向いている人工芝の選び方のポイントをご紹介します。
お庭やベランダ、バルコニーなどに設置する人工芝を探している方は、ぜひ参考にしてみてください。
人工芝の葉の長さ(パイル丈)は、人工芝上で何をしたいかに応じて選ぶようにしましょう。
芝の長さは20mm~30mm程度のものが一般的です。
長さ20mm以下の人工芝は、芝の倒れが気になりにくく簡単にメンテナンスできます。
クッション性は低いものの、引っ掛かりを感じにくい点も魅力のひとつです。
長さが30mm程度の人工芝になると、一般的な天然芝の丈に近づき、リアルな見た目を演出できます。
適度なクッション性を持ち踏み心地も良いことから、サッカーなどの運動用途にも最適です。
人工芝は、設置方法からジョイントタイプとロールタイプの2種類に分けられます。
ジョイントタイプは、正方形のマットをはめ込んでレイアウトしていくタイプです。
設置が簡単で使いやすいものの、ジョイント部分が目立ちやすいのでリアルさには欠けます。
一方で、ロールタイプは設置に少し手間がかかりますが、カッターやハサミでカットして使えるので、複雑な形状やカーブにも対応しやすいのが魅力です。
また、1本で広い範囲をカバーできるので、庭やベランダ、室内など、広範囲に人工芝を敷きたい場合に適しています。
庭やバルコニーなど、屋外に設置する人工芝は雨風や紫外線の影響を受けるため、劣化が進みやすくなります。
長期間使用できるように、高耐久な素材で作られたものを選ぶようにしましょう。
具体的には、耐久性や耐摩耗性に優れているポリプロピレンやポリエチレン素材の人工芝が、屋外の設置には適しています。
ナイロン製の人工芝も販売されていますが、ナイロンは紫外線に弱く、屋外の設置には不向きです。
また、裏面の材質も確認しておきましょう。
裏面には、軽量で耐久性に優れているポリウレタンが使われているものを選ぶと、使い勝手が良くなります。
水はけの悪い人工芝を敷くと、雨が降った際などに一部に水が溜まって、カビやコケが発生する恐れがあります。
水抜き穴がついていて、排水性能に優れている人工芝を選ぶようにしましょう。
水抜き穴がついていて水はけが良い人工芝は、雨が降った後に乾きやすい点もメリットです。
パイル(芝生)がすぐにへたってしまう人工芝は、景観を長持ちさせることができません。
パイルの密度が高く、耐久性に優れているタイプの人工芝を選ぶのがおすすめです。
高密度な人工芝はボリューム感があり、見た目も天然芝のようにリアルに見えます。
人工芝の見た目のリアルさは、造形だけでなく芝生の色にも大きく左右されます。
天然芝は緑一色で構成されているわけではありません。
緑色以外に枯草の茶色がブレンドされているなど、少し色ムラのある人工芝の方が、見た目が自然になります。
リアルな人工芝を求めている方や、庭や屋外に設置して雰囲気を高めたい方は、茶色などが混じった色ムラのある人工芝がおすすめです。