ダスポンには、本体がステンレス(SUS304)と黒ZAM(R)の2種類あります。
見た目はどちらもおしゃれで、蓋部分のカラー展開もほぼ同じです。
本体部分のカラーが違うと印象もがラッと変わるのでカラーで選んでいただいても大丈夫ですが、
ここでは2種類の素材の違いについて説明します。
SUS304は、鉄鋼剤と比較して同等の強度があり、非常に錆びにくい性質があります。
高価なことと、加工に手間がかかるので、比較的高級、高額な製品に使われています。
SU304はステンレス銅なので、通常は表面処理なしで使用できます。
ステンレス銅が錆びない理由は、不動体皮膜という非常に薄い酸化クロムの皮膚ができるからです。SUS304はNiなどの高価な元素が入っているので鉄鋼材よりも高価になります。
しかし鉄鋼材ではめっきや塗装が必要ですが、SUS304では不要になるメリットもあります。
耐久性に優れ、溶接性も良好な最も一般的なオーステナイト系ステンレス銅、それがSUS304、特性として磁石につかないステンレスでもあります。
ZAM(R)は日本製鉄が世界で初めて商業製品化に成功した高耐食めっき鋼板のブランドです。
マグネシウムとアルミニウムの効果により、ZAM(R)ブランド製品は優れた耐食性、耐疵付き性、加工性を実現し、さまざまな分野に適用いただけます。
※ZAM(R)は日本製鉄株式会社の登録商標です。
ZAM(R)の耐食性は、溶融亜鉛めっき鋼板に比べ、10~20倍(※1)、溶融亜鉛-5%アルミニウム合金めっき鋼板に比べ、5~8倍(※2)優れています。
主な特徴
1.優れた黒色意匠性
2.高加工部の黒色外観維持
3.優れた耐食性
※従来のZAM(R)と同等の耐赤錆性を有します。
4.優れた吸放熱特性
5.優れた環境適合性
※クロム、有機溶剤を全く含まない製品ですので、環境にやさしい材料です。